2024/03/18(月)
テレワークで腰痛に悩む人が増加!|正しい姿勢で仕事効率UP
「会社からテレワークを頼まれて始めたが、最近腰が痛い…」
「テレワークを始めてから、身体の不調が目立って作業効率が落ちてしまった…」
このような悩みをお持ちではありませんか?
昨今コロナ禍により、テレワークや在宅勤務を導入している会社は少なくありません。その結果、腰痛を訴える人が増加しています。結論から言うと、テレワークと腰痛は密接な関係にあります。
この記事では、テレワークと腰痛の関係性を明らかにし、自身でも簡単にできる腰痛対策を解説します。
自宅で簡単にできる腰痛対策をして仕事効率をあげたいあなたへ。ぜひお役立てください。
テレワークによる不調が現在増加中!
みなさん、テレワークによる不調が増加していることをご存知ですか?
第一三共ヘルスケア株式会社は、「テレワーク不調」の実態を明らかにするため、テレワークの導入により勤務形態が変更になった20代〜50代の男女を対象に調査を行いました。
結果、テレワーク導入後、約3人に2人が何らかの不調を感じているとのことがわかりました。
また、テレワーク不調の内容として第1位「肩こり」(41.6%)、第2位「腰痛」(28.3%)となっています。テレワーク導入前と比較して「肩・腰等の痛み」が悪化した人は約6割に上っています。
そして、主な原因である「肩・腰等の痛み」を訴えている人の約4割が仕事の業務効率低下につながったと回答しています。
参考:3人に2人が感じる「テレワーク不調」 肩こり・腰痛が多く、業務効率低下に | 第一三共ヘルスケア株式会社のプレスリリース
テレワークを行うとどうして身体に不調が生まれてしまうのでしょうか?今回は腰痛に着目してみましょう。
テレワークと腰痛の関係とは?
テレワークにより腰痛になる理由はいくつか考えられます。
- 悪い姿勢での作業
- 長時間の作業
- ストレス
テレワークの場合、多くの方は自宅で作業していることが多いのではないでしょうか。腰痛を悪化させる椅子の座り方をしていると、腰だけでなく、腰部周辺の筋肉にもコリが生じてしまいます。そのような状態が続くことで腰痛のリスクが増すと考えられます。
また、筋肉の緊張によって血管が圧迫されると、局所への血行不良を招くことにもつながります。血液は全身に酸素と栄養を送り届けているため、血行不良になってしまうと、腰痛からの回復が遅れることも考えられます。
そして、テレワークでは長時間座って作業することが多くなりがちですが、同じ姿勢を続けることも腰を痛める原因になります。
では、腰痛を悪化させる危険な座り方ってどんな座り方でしょうか?
腰痛を悪化させる危険な座り方とは?
みなさん、自分の仕事中の姿勢を横から見たことありますか?
デスクワークなど長時間に渡って椅子に座っている方で、腰痛を持っている方の多くが、次のような姿勢をしている傾向がみられます。
椅子に浅く座る
椅子に浅く腰かけて座ると、背筋が伸びて良いように感じますが、実はこの座り方は危険な座り方になります。
この姿勢を続けていると、次第に背中が丸くなって骨盤が後ろに倒れてしまいます。
その結果、立ち上がると反り腰になります。総括して、ヘルニア、坐骨神経痛のリスクも高まっています。
特に女性の場合、男性よりも筋力がないため、背中から腰に掛けて負担がかかりやすく、お勧めしません。
足を組んだ姿勢
足を組んでいるとき、背中は組み足の方へねじられ、骨盤は前傾したまま回転して、骨盤周りの筋肉が大きく前へ引っ張られます。このような筋肉のねじれや引っ張り、骨盤の傾きが、辛い腰痛を呼び込んでしまいます。
では、どのような姿勢でテレワークを行うと腰痛を予防できるでしょうか。
テレワークでの正しい座り方とは?
前述では、腰痛に繋がる危険な姿勢をお伝えしました。では、腰痛を予防できる正しい座り方をお伝えします。
ズバリ、「骨盤が倒れない姿勢」です。
骨盤が倒れない姿勢をキープ
では、正しい座り方をお伝えします。
1.椅子に、なるべく深く座ることがポイントです。仙骨の位置がブロックされ、骨盤が後ろに倒れなくなります。
このようにすることで、足が組めなくなります。
2.腰と背もたれの間にできた隙間にクッション(バスタオルでもOK)を入れます。骨盤が立った状態をキープすることができます。反り腰になることを防げます。
腰痛対策を身につけ、テレワークでの仕事効率をUPしよう!
そもそも、座っている姿勢自体が、あまりよくありません。なぜなら股関節がかたまってしまうからです。しかし、テレワークをしている人はそうはいかないので、少しでも身体に負担をかけない=骨盤が倒れない座り方を意識しましょう。
30分以上座ったら、固まった筋肉をほぐすのがベストです。
正しい腰痛対策を身につけ、仕事効率をUPしましょう。
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