腰痛改善ブログ

2024/06/24(月)

坐骨神経痛の正しい座り方とは？｜意識するだけで生活が激変！

坐骨神経痛, 椎間板ヘルニア, 脊柱管狭窄症, 腰痛, 院長ブログ

坐骨神経痛とは、腰から足先にかけて痺れや痛みが出現します。例えるなら、「腰をトントン叩きたくなる」ような症状です。坐骨神経痛は、悪化すると日常生活へと支障をきたします。

「どうにかして治したい。」「整体院に通わなければいけない？」「家でどうにかならない？」と悩む方も多いでしょう。

実は、普段の生活で正しい座り方を意識するだけで普段の生活が劇的に変化します。

本記事では、あなたの座り方チェック方法をお伝えし、正しい座り方についてご紹介します。

坐骨神経痛に悩んでいるあなたへ。ぜひ正しい座り方を学び、坐骨神経痛を解消しましょう。

普段の座り方をチェックしてみよう

まずは、普段のあなたの座り方をチェックしてみましょう。

人には利き手、利き足があるように座る時にも片側に重心が偏って座っている人は多いです。座った時の、あなたの姿勢を確認してみましょう。

座った時の、膝に着目していきます。

用意するものはたった1つだけです。それは…

イス（座った時に膝が90°になるイスをご用意ください。）

それでは方法を説明します。

まず、イスに座ります

次に、立ち上がります　　

最後に足を閉じて座ります

そう、たったこれだけなのです。診るべきポイントをお伝えします。

膝に注目してください。

あなたの膝は、どちらか一方が前に出ていませんか？

ぜひチェックしてみてください！

普段の座り方から何がわかるの？

では前述の座り方チェックにて、膝のどちらか一方が前に出ていたかと思います。

「ここから何がわかるの？早く教えてよ。」と思う方もいるでしょう。

実は、左右の膝のズレから、

骨盤のズレがわかります。

骨盤がズレていると、お尻にかかる圧力が左右で異なります。さらに、ズレたままだと骨盤は戻りにくくなってしまうのです。

言い方を変えると、圧力がかかっている筋肉はつぶされている状態です。その姿勢を何時間も続けていると筋肉は硬くなり、骨盤もゆがんだ状態を記憶してしまいます。それが痛みに繋がります。

座っている時、お尻の圧力のかかり方を感じて、左右が均等になるように心がけましょう。

骨盤のズレとは

骨盤は、仙骨や腸骨、恥骨、坐骨といった複数の骨が組み合わさってできた部分です。骨盤は、「腸や泌尿器を支える役割」「妊娠した女性の子宮を支える役割」「上半身を支える」「歩行をサポートする役割」など大切な役割を担っています。しかし、そのような大切な骨盤はいとも簡単にズレてしまうのです。

骨盤がズレてしまう原因として

姿勢が悪い
日常のくせ
けが

が挙げられます。デスクワークにて長時間座っていたり、反対に長時間たち仕事をすることは「反り腰」や「猫背」になりやすいです。姿勢の悪さが長期にわたって続くと骨盤がズレてしまう原因になるでしょう。また、足を組んでしまう「クセ」も骨盤がズレてしまう原因となるため、なるべく行わないように意識しましょう。

骨盤がズレて生じる症状

骨盤がズレて、生じる症状として

坐骨神経痛
腰痛
生理痛
冷え
むくみ

が挙げられます。骨盤がズレるだけで、日常生活に支障をきたす多くの症状が出てしまいます。なお、坐骨神経痛と骨盤のズレの関係はないと思う方は多いです。しかし、実はかなり深い関係にあるのです。

骨盤が歪むと、左右の股関節の高さが変わります。すると、左右の足の長さにも違いが生じその結果、お尻にある梨状筋という筋肉の片側に負担がかかります。負担が継続することで筋肉がかたまってしまいます。梨状筋には坐骨神経が走行していて、かたまった筋肉に締め付けられた神経が、痛みやだるさなどの坐骨神経痛を発生させます。

坐骨神経痛に悩む方の正しい座り方とは

ここまでは、座り方のチェック方法と骨盤のズレについて説明しました。座り方のチェックでは、自身の骨盤の歪みを確認できたでしょう。ここでは正しい座り方について説明していきます。

イスに座っている場合は、とにかく「まっすぐ座る」ことを意識してください。坐骨神経痛を改善・予防する床への座り方は、「あぐら」です

詳しい座り方の方法を知りたい方は、下記の記事をチェックしてください。

坐骨神経痛ってあぐらがいいって本当？｜良い座り方とNGな座り方をご紹介

また、茶の間のテレビの向きを変えたりして、なるべく片側に重心が偏らないようにしましょう。

その他に坐骨神経痛にクッションも効果的

その他に坐骨神経痛にはクッションも効果的です。まっすぐ座るのが苦手な人は特に使用してみてください。クッションがない方は、家にあるバスタオルなどを丸めて使用しましょう。

クッションを選ぶ時のポイントとして

柔らかすぎない低反発
骨盤サポートがあると良い
滑り止めがついている
ウレタン素材やジェル素材

が良いでしょう。インターネットで簡単に購入できますが、実店舗で実際に体験し購入することをおすすめします。日本人は、1日のうちで座って過ごす時間が世界でもっとも長い「1日420分（7時間）」という研究結果もあります。なるべく自分の身体に合うものを選択しましょう。なお、ウレタン素材は底つきやすいため注意が必要です。